歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

2016年の歌い納め(於 山口市 サビエル記念聖堂)

Kammerchor Hiroshima Kantoreiとして招かれた、山口市のサビエル記念聖堂でのクリスマスコンサートの出演、昨日(12月23日)終了しました。

 

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聖堂内は、クリスマスを祝う飾りがされ、華やかな雰囲気で演奏してきました。

時折雨が降る、あいにくの空模様でしたが、席はほぼ埋まりました。ご来場くださった方に心よりお礼申し上げます。

 

この演奏会をもって、2016年の本番は終了です。

12か月のうち8か月は、何かしらの出番がありました。

全日本合唱コンクールで8年ぶりに全国大会に出場できる幸運に恵まれるなど、「よかった」と思えることも多くありました。

その一方で、自分の歌に関しては「まだまだ」と思う部分がいっぱいあります。

「来年は、もっといい歌を歌う!」

この気持ちを忘れずに、次の演奏機会に向けた準備を積み重ねていきます。

 

 

 

常に「これが最後」の思いで臨む

今回出場した全日本合唱コンクールにおいて、縁あって他の出場団体の前日練習を見学する機会を得ました。

(実は、私が会場に行くのが遅くなり、会場内に入るタイミングを逸し、扉越しに練習の模様を聴いたのですが・・・。傍から見ると怪しい光景だったと思います。)

その後の「前夜祭」にも同席させていただき、その団の指揮者から聴いた一言が強く耳に残りました。

「いつも、『今日が最後』のつもりで臨んでいる」

先の練習で、入念に細かな点を修正していく姿勢を、同じく見学していた他のメンバーが触れた際に返答されていたのがこの一言でした。

自分がもう1ステップ上がっていくためにも大事な要素。

「今取り組んでいる曲が、今日を最後に歌わない、となった場合に悔いの残らない演奏が(たとえ練習の段階であっても)できているか?」

常に自分に問いかけていきます。

カントライ 全国の舞台での第一歩

11月20日。鳥取市とりぎん文化会館で開催された、全日本合唱コンクールに、私が所属する合唱団のひとつ、Kannmerchor Hiroshima Kantorei(以下、カントライ と略します)が初めて出場しました。

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結果は銅賞。普段通りの演奏ができた、という点では満足ですが、やはり全国各地のレベルの高い合唱団と比べると、まだまだ歌に磨きをかける余地が残っている現実に気づかされました。

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このホールで歌うのは6年ぶり。声が飛んでいる実感がなく、ただホールに飲み込まれて終わったことだけが記憶に残っていました。

今回は、過去の記憶と異なり、声は客席に届いているな、と感じることができました。しかし、個々の生声がブレンドされずにしっかり客席に届いてしまい、帰宅してから演奏音源を聴いていて、「あちゃー!」と思う箇所がいくつもありました。

ともあれ、2度目のコンクール挑戦で全国へ進むことができたカントライにとっては、第一歩を踏み出すことができました。やはり、この合唱団で、もっとクオリティの高い演奏を、この全国の舞台で披露したい。そのために、また練習を積み重ねていきます。

私自身にとっては、今回が8年ぶり9回目の全国大会の舞台。自身の演奏以外の場面では、久しぶりの仲間との再会がたくさんありました。「この場所に帰ってこれてよかった」と思った要因のひとつです。

 

歌います!(12月23日 山口市)

次の本番は、11月20日の全日本合唱コンクール全国大会(at鳥取市)ですが、その次に控えている演奏会のご案内をします。

12月。山口市は「クリスマス市」を名乗ります!

クリスマス市のシンボルの一つ、サビエル記念聖堂のクリスマスコンサートに出演します。

 

サビエル記念聖堂 クリスマス・コンサート

日時:2016年12月23日(祝) 開場18:00/開演18:30

合唱:Kammerchor "Hiroshima Kantorei"

   サビエル記念聖堂少年少女合唱団"ステラ"

指揮:寺沢 希

曲目:おお、大いなる神秘(松下耕

   アヴェ・マリアブルックナー

   アヴェ・マリアメンデルスゾーン

   ミサ 変ホ長調(ラインベルガー)

   ベツレヘムのまち(イギリス古謡)

   クリスマス物語(フェダック)  ほか

入場整理券問い合わせ先:

   山口サビエル記念聖堂

   山口カトリック教会

   カワイ山口ショップ

 

クリスマスを交えた3連休を、日本で初めてクリスマスが祝われた地で迎えませんか?

ご来場、心よりお待ち申し上げます。

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腰痛ベルトの思わぬ効用?

前回の投稿から、1ヶ月以上経ってしまいました。

その間、通常通りに合唱の練習は続いておりましたが、先日、腰を痛める事態が生じました。

そのことは、別のBlogに書いています。

準備体操サボった罰か? - 歩きながら考える by 小春日

初体験、そして、思わぬところで出た名前 - 歩きながら考える by 小春日

鍼治療のおかげで、痛みはだいぶおさまりましたが、まだ張りが残っているため、腰痛ベルトを巻いて過ごしています。

今日(10月30日)は、Kammerchor Hiroshima Kantoreiの強化練習(5時間歌いっぱなし!)があり、腰痛ベルトを巻いたまま歌ってきました。

腰の具合を悪くすることもなく、最後まで歌い通せてホッとしました。

後から気づいたのですが、ベルトを巻いたままの方が、声が飛んでいるような気がしました(実際のところはわかりませんが)。腰周りに圧力をかけることが、もしかしたら声を出すときの体の動きの何かを補強するのかもしれません。

この後、腰の痛みや張りが収まった後も、ベルトを巻き続けていた方が、腰痛防止になるばかりでなく歌にも効くのかもしれないなぁ。しばらく試して検証するか。

 

8年ぶり・・・。

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全日本合唱コンクールは、今月、ほぼ毎週のように各支部での大会が開かれ、全国大会に推薦される団体が決まってきています。

私も、久しぶりに、その代表の座をめぐる機会に参加してきました。

9月18日に、中国支部大会が開かれ、先日の広島県合唱コンクールでコンクール対象を受賞した「Kammerchor Hiroshima Kantorei」の一員として歌ってきました。

結果は、大学・ユース・一般部門-混声合唱の部で金賞を受賞しました。

併せて、全国大会への推薦もいただくことができました(おそらく最後のひと枠で...)

周りの音が聞こえづらい、客席に声が飛んでいる実感もつかみづらい。そんな中、戸惑いやビビりを、自分自便も、周りにも感じながらの演奏でしたが、持てる力はそれなりに発揮することができたのかな、と、録音聴きながら振り返って感じています。

まだまだ伸びしろも残っています。混声合唱の部で一位を獲得した合唱団の演奏を舞台袖で聴きながら、自分たちに足りないものを色々拾うことができました。

限られた曲を通じて、己の歌に磨きをかけるチャンスを、幸いにも受けることができました。

全国大会の舞台で歌うのは、創立3年目・コンクール挑戦2年目のKantoreiとしては初めてですが、私自身は8年ぶりになります。

かつて、全国大会の舞台で競い合った仲間たちに「俺はまだしっかり歌に磨きをかけているよ!」と健在ぶりを示せるよう、そして、「広島にKantoreiあり」とプレゼンスを高められるよう、更に研鑽を積んでいきます。

 

 

一歩前進(広島県合唱コンクール)

前回更新から1ヶ月が経ってしまいました。

そして、広島県合唱コンクールも、去る8月21日に実施されました。

私が出場した2団体の結果は、次の通りでした。

Men's Vocal Ensemble "寺漢" 一般部門 室内合唱の部 銀賞

Kammerchor Hiroshima Kantorei 一般部門 混声合唱の部 金賞(総合1位)

9月に岡山で行われる中国支部大会には、Kantoreiのみで出場することになりました。

両団体とも県で終わっていた昨年に比べれば、一歩前進です。

もちろん、寺漢で中国大会に進めなかったのは、非常に悔しいです。

次のステージに上がるために何を直していくか。これまでの練習録音を聴いたり、コンクール当日の演奏が手に入ればそれも聴いて探していきます。

Kantoreiも、もっと良い演奏ができる余地が残っていると思います。中国大会進出を喜びつつ、更に次のステップ、全国大会まで進むことができるよう、更に歌いこんでいきます。