歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

9年ぶりの福島市音楽堂

福島市音楽堂で開かれた、第10回声楽アンサンブルコンテスト全国大会2017に、Men's Vocal Ensemble "寺漢"が広島県合唱連盟からの推薦を受ける形で出場してきました。

私にとっては、「コール・スピリタス」で出場した第1回以来、9年ぶりの音楽堂でした。さすがに9年もたつと会場の響きなどの記憶はなく、初めての場所で歌うつもりで臨みました。

結果は、一般の部参加42団体中の7位で銀賞。残念ながら最終日の本選にはあと一歩及びませんでしたが、非常に良い結果をいただくことができました。

今回のコンテスト、実は私のSoloもありました。

アイルランドの伝統音楽を、Michael McGlynnがアレンジした「Dulaman」。

あの呪文のようなSoloを歌う機会を得ました。昨年の今頃に開かれた広島県でのヴォーカルアンサンブルコンテストに引き続きのことです。

正直なところ、どんな声が飛んでいたのかは録音で振り返らないとわかりませんが、自分がもっといい歌を歌えるための良いステップになりました。

個人としても、団としても、「この結果を弾みに、まだまだ上を目指せる」という感触を得たコンテスト出場になりました。

来年以降もこの場所で歌えるように、と祈りつつ、他のコンクールでもこうした良い結果を得られるよう、また練習を積み重ねていきます。

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3.13 忘れがたい日

3月13日。

日本の男声合唱を語るうえで外すことができない方が天国に旅立った日です。

昨年の3月13日がちょうど10年になることで、このBlogでも書いていました。

http://blog.hatena.ne.jp/katopon-amicidelcanto/katopon-singing.hatenablog.com/edit?entry=10328537792366835046

11年前、訃報を伝えてくれた友人は、ちょうど3月13日が誕生日。

それもあって、他にお世話になった方の命日はきちんと覚えていなくても、この日だけは忘れられない日として記憶に刻まれています。

同じ舞台に立った回数はわずかでしたが、その後、歌での出会い、そして活動の場が広がっていくきっかけとなってくれた協ちゃん、故 北村協一先生に、今でも感謝の気持ちで一杯です。

 

 

Kammerchor Hiroshima Kantorei 第3回定期演奏会 終了しました

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Kammerchor Hiroshima Kantoreiの3回目の演奏会、3月5日(日)に無事終演しました。

流川教会の座席はほぼ埋まるくらいのお客様にご来場いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

音楽監督・寺沢希の言葉を借りれば「保守本流」の、ロマン派の宗教音楽で埋められたプログラムは、我々歌い手にとっても骨太の、歌いきるのにかなりの体力を要る曲ばかりでした。

演奏の出来は、音源を聴けるようになってから冷静に振り返らねばなりませんが、とにかく歌いきった!という意味で充足感を持って会場を後にすることができました。

聴きに来てくださった方、団の内外で支えてくれた方、そして、いつも週末の練習に送り出してくれる家族に、心から「ありがとう」の思いを捧げます。

そして、もっと満足できる音楽をめざし、また練習を積み重ねていきます。

 

 

歌います!(3月5日 広島・流川教会)

来月オンステする演奏会のご案内です。

ご案内が直前になり申し訳ございません。

お時間の許す方、是非、ご来場ください!

「Kammerchor "Hiroshima Kantorei" 第3回定期演奏会
~ロマン派の宗教音楽~
2017年3月5日(日) 開演17:30

日本キリスト教団 広島流川教会

前売券 1,000円  当日券 1,200円

指揮:寺沢 希    パイプオルガン:佐々木 悠

 

グリーグ 2つの宗教的合唱曲

Ave Maris stella

Blegnet,segnet!

メンデルスゾーン 宗教曲集 Vol.3

Mitten wir im Leben sind op.23-3

Hora est

ブルックナー モテット集
Josef Anton Bruckner(1824-1896)

Tota pulchra es Maria
Ave Maria
Virga Jesse floruit
Christus factus est

◆ラインベルガー カントゥス・ミサ変ホ長調

Messe in Es "Cantus Missae" op.109

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2017年2度目の本番ー広島市 安佐南区音楽祭へのゲスト出演

厳しい寒波と雪の中、広島まで歌いに行ってきました。

 

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広島市 安佐南区民センターで開催された、安佐南区音楽祭に、Men's Vocal Ensemble "寺漢"がゲスト出演したのです。

この音楽祭へのゲスト出演は、記憶が確かではありませんが数年ぶりのこと。

今回は、先日、2年連続グランプリを頂いた、アンサンブル コンテスト in広島 での演奏曲や、その結果出場する、福島でのアンサンブルコンテスト全国大会での演奏予定曲も交えたプログラムで臨みました。

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今回聴いて下さったお客様には、やはり外国曲はなじみが薄かったようで、日本語の曲になってから、ホッとした表情で聴いておられる姿が多数見られたのが印象的でした。

普段の選曲でも「えっ、こんな曲あるの?」と思われることが多い寺漢。

「聴いたことないし、よくわからないけど、なんかすごい演奏だった!」

まずは、そんな形で印象に残る演奏を続け、音楽的にも評価いただけるよう、これからも成長を続けていきます。

私個人としては、「持ち歌」になりつつあるDulamanのソロが、昨年のアンサンブルコンテスト in広島のときより歌いこなせたかな、と実感できたことが収穫でした。

今後も、いつでも歌えるようしっかり準備しておきます。

寺漢は、宝塚国際室内合唱コンクール出場に向けた録音セッションを経て、三月の福島に備えます。

9年前に別の団体で出場した、声楽アンサンブル全国大会。自分たちはベストの演奏ができるよう、そして、他団体の優秀な演奏から少しでも学びを得られるよう、しっかり準備していきます。

 

 

祈る 有終の美

私が合唱活動をここまで続けられるきっかけとなった、アラウンドシンガーズが、いよいよ終わりの時を迎えることになりました。

最後の演奏会を開催する便りについては、以前にこのBlogでも書きました。

katopon-singing.hatenablog.com

 

そして、そこで宣言した通り、私は参加を辞退しました。

この便りに応じて集まった仲間たちが、今日、東京 晴海のトリトンスクエアで最後の舞台を飾ることになっています。

私が歌を続けられるきっかけを作ってくれた方々が多数おられます。

有終の美を飾る演奏会となることを、遠く、本州の西から祈っています。

 

ケア不足かな・・・。

Men's Vocal Ensemble "寺漢"で、2年連続のグランプリを獲得した、ヴォーカルアンサンブルコンテスト in広島 の直後から、風邪をひいてしまいました。

私の場合、喉の腫れから微熱が出る、というのが典型的な風邪のパターンで、今回もその症状でした。1日だけ、38度近くまで熱が上がり、「もしやインフルでは?」と疑いもしましたが、医者での診断の結果、インフルは陰性でした。

そういえば、風邪対策でもある手洗い・うがいをきちんとやってなかったことに気づきました。この1週間ほど、外出から帰ったあとの手洗い・うがいを習慣づけています。

うがいについては、田中信昭先生が書かれた「絶対!うまくなる 合唱 100のコツ」(yamaha)で、呼吸法のトレーニングとして、ガラガラ~ピュッの間を30~40秒かけたうがいを奨められていましたので、それを心がけています。

まぁ、いきなり40秒は難しかったので、20秒から少しずつ時間を伸ばし、ようやく30秒できるようになったところ。40秒まで時間を伸ばし、それを継続していきます。

それにしても、風邪をひいたときの喉の腫れが引くのに、期間がかかるようになっています。もしかしたら変に負荷のかかる歌い方をしているのかもしれません。今後の練習の中で、その点もチェックしていかないと。