歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

Steve Dobrogoszとの5年ぶりの共演

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11月3日。

広島市安佐南区民文化センターで開かれた、Dobrogosz's Night in Hiroshima Rebootに出演してきました。

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Steveの作品のみで構成されたプログラムを、Steve本人のピアノと共に奏でる、なかなかやることのできない演奏会でした。

小さなアクシデントはいろいろありましたが、全体としては、良い雰囲気で演奏会を終えることができました。お見送りの際、何人ものお客様から「楽しかった」「素敵な演奏会でした」とお声を頂き、「よかった」と胸をなでおろしたのでした。

私自身の状態は、決して良いとは言えませんでした(最近、出番の度にこんな状態かもしれません)。出番に向けて心身良い状態を作るのがあるべき姿ですが、そうでない場合でも「最低ここまではできる」レベルを把握し、その水準を上げていくことも心がけていきます。

2017年も残り60日を切りました。今回のDobrogosz's Nightで、私の2017年の演奏会の出番は終了しました。この次の出番は、年明け早々に開かれる、広島県のヴォーカルアンサンブルコンテスト。昨年、今年に続いてグランプリを受賞できるよう、練習を積み重ねていきます。

 

 

 

 

 

 

歌います!(11月3日 広島市安佐南区民センター)

出番の宣伝と歌った結果の投稿が多いこのBlogですが(汗)、

今回も次に出る演奏会のご案内です。

「その日の夜は空いている!」というあなた!是非お越しください。

チケットご希望の方は、下記にアクセスしてください。

<Men's Vocal Ensemble "寺漢" Facebookページ>

https://www.facebook.com/terraquam2007/

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Dobrogosz's Night in Hiroshima [Reboot]

≪日時≫
 2017年11月3日(金・祝)17時開演(16時30分開場)
≪会場≫
 安佐南区民文化センター広島市安佐南区中筋1丁目22−17)
 ※アストラムライン中筋駅」下車。徒歩200m
≪チケット≫
 2,000円(全席自由,高校生以下無料)

指揮  寺沢 希 
ピアノ  スティーブ・ドブロゴス
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・S.ドブロゴス Miserere
※2012年Men's Vocal Ensemble“寺漢”委嘱作品
                  Men's Vocal Ensemble“寺漢”

・S.ドブロゴス ZAKUROより
                  Youth Choir Project ~煌~

・S.ドブロゴス 星野富弘の詩による3つの歌「つばき、ばら、ぺんぺん草」
                  ソプラノ/昆野 智佳子

・S.ドブロゴス(詩:宮沢 賢治)AME NIMO MAKEZU 
※2015年広島メンネルコール委嘱作品
 Men's Vocal Ensemble“寺漢” チェロ/末永 幸子

・S.ドブロゴス Mass  
  Youth Choir Project ~煌~ & Men's Vocal Ensemble“寺漢”

主催 Men's Vocal Ensemble“寺漢” 
共催 Youth Choir Project ~煌(きらめき)~ 
後援 広島県合唱連盟

≪お問合せ≫ 
 082-233-9682 渡部(わたべ)

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歌ってきました(8月20日 広島県合唱コンクール)

前回の投稿でも書きました通り、8月20日(日)に、東広島芸術文化センター「くらら」で行われた、広島県合唱コンクールに出場しました。

昨年、一昨年は、Men's Vocal Ensemble”寺漢”(以下”寺漢”)とKammerchor Hiroshima Kentorei(以下”カントライ”)の2団体での出場でしたが、今回からは寺漢のみ。一般の部・室内合唱部門に出場し、3団体で競いました。

結果は、3団体中2位の銀賞。中国大会へコマを進めることはできませんでした。

採点結果を見ると、僅差だっただけに悔しさも増します。

ただ、寺漢の演奏も、歌った感覚で振り返ると、今できることがだいたいはできていましたが、すべてではなかったかもしれません。

私自身の調子も、必ずしも万全とは言えませんでした。普段の生活で引っかかっていることが、歌にも影響した部分もあるかもしれません。寺漢としての演奏云々の前に、まずは自分自身の歌い方で崩れている部分を直していきます。どこが課題で、どう直していくか。ここには書きませんが、自分自身で振り返っています。

福島の声楽アンサンブルコンテスト、宝塚国際室内合唱コンクールと、自分たちとしては満足できる結果を得た流れを、今回のコンクールにもつなげることができなかったのが残念です。

その気持ちは絶対に忘れず、次に良い演奏をするためのエネルギーに変えていきます。

 

歌います!(8月20日 東広島市)

先月のベガホールでの宝塚国際室内合唱コンクールから約1ヶ月。

次の出番が週末に迫ってきました。

演奏会ではなくコンクールですが。。。

  

8月20日(日)、東広島市の東広島芸術文化ホールで開催される、広島県合唱コンクールに、Men's Vocal Ensemble "寺漢"として、室内合唱部門に参加します。

 

3月に出場した声楽アンサンブルコンテスト全国大会での7位銀賞(42団体中)、宝塚での近現代部門での初めての入賞と、寺漢としても今年はよい流れできています。

 

結果がすべてではありませんが、やはり出場するからには、今できるベストの演奏をして、少しでも良い賞を獲得することを狙いたいのが正直なところ。寺漢として、まずは

6年ぶりに中国大会に駒を進めることを目指し、しっかりと準備を進めています。

 

いい歌を歌えますように。

3年ぶりの宝塚ベガホールでのコンクール

前回投稿から次のうたの出番まで投稿の間隔が空いてしまいました。

夏本番を迎えたこの週末、兵庫県宝塚市のベガホールで開催された、「宝塚国際室内合唱コンクール」に、Men's Vocal Ensemble ”寺漢”として出場してきました。

私たちが出場した部門は「ロマン派部門(出場4団体)」と「近現代部門(出場12団体)」の2つ。

ロマン派では、金賞に1団体が選ばれただけで我々は選外。

近現代では、銅賞を獲得(12団体中6位または7位)。

何とか部門は入賞を果たすことができました。しかも近現代部門での入賞は初めて。この点は素直に喜びたいと思います。

「今の状況で、できることはやれた」という感触を持って歌い終わることができた。この点は良かったと思っています。

一方で、「私たちの力でできることはこれだけしかないか?」と問えば、その答えはNo.だとも思っています。今回はたどり着かなかったけど、できることはまだ沢山あると思っています。

コンディションが必ずしも万全ではないメンバーがいたことも事実。そして、少人数で歌っているだけに、わずか何人かの調子の悪さが合唱団としての出来を左右してしまうのも否めません。しかし、「調子がどうだろうがこのレベルの演奏は必ずできる」というレベルを設定でき、それを毎回の出番でクリアできる。まずはその状態を作りたいと思います。個々の調子の悪さを、合唱団としての演奏の出来の言い訳にはしたくありませんからね。

次は、8月20日の広島県合唱コンクール。通過点として、このコンクールを突破して次の中国大会に駒を進めます!

今回のコンクールの会場になった、ベガホールの写真を何枚か掲載します。

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歌いました(6月4日 広島市 西区民センター)

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私の活動拠点の一つ、Kammerchor Hiroshima Kantorei(以下"カントライ")が、島根県のゾリステンアンサンブルを迎えてのジョイントコンサート、無事に終演しました。

オールロマン派のプログラム。

 

我々カントライ単独の演奏会では普通のことですが、ジョイントでもこうしたプログラムが実現するのは貴重なことです。

今回は、お互いの単独演奏を本番でも客席で聴きあうことができました。

ゾリステンアンサンブルの演奏で、特に印象的だったのは、我々がなかなかできないドイツ語の発音が、比較的しっかり伝わってきていたこと。我々もこのレベルに達せねば、と思いながら聴いていました。

合同演奏では、50数名ながらラインベルガーの二群のミサに取り組み、カントライの単独演奏では、マーラーの歌曲を四群の合唱に編曲したものを取り扱うなど、団の規模の割にはチャレンジの要素がある選曲でしたが、身の丈に合った、などということを考えすぎずに積極的にやりたい音楽に取り組むのも我々の特徴と言えるでしょう。

 

さて、次は広島県合唱コンクール、と言いたいところですが、カントライで歌うのは、これで一区切とすることにしました。

 

今後は、もうひとつの活動拠点、Men's Vocal Ensemble "寺漢"で歌うことに絞り、歌うこと以外に割く時間を増やすことにします。歌う場所は絞っても、自分自身がもっといい歌を歌えるように、という姿勢は崩さないつもりです。

 

気分も新たに、7月の宝塚国際室内合唱コンクールに向けた準備にとりかかります。

改めて、この一言を心に刻む。

このBlogの最初の投稿に、アラウンド・シンガーズで数回同じ舞台に立たせていただいた畑中良輔先生から頂いたサインのことを書きました。

katopon-singing.hatenablog.com

その畑中先生が天国に旅立たれてから、明日(2017年5月24日)で5年になります。

仕事や家庭とのバランス、心と体のバランスなどから、歌うことにかけられる時間が短くなることもあり、また、時として歌に対する情熱を失いかけることもありましたが、畑中先生からいただいた「いつまでも歌を!」の一言を胸に抱いて、これからも練習に励みます。

そして、その情熱を、生活の他の部分にも水平展開できますように。