歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

大事なのは、聴いた後

セミナーフリークとか、セミナーマニアなどといった言葉を時々耳にします。

本来の意味はよくわかりませんが、私が聞いたのは、積極的にセミナーに足を運んでいるが、結果が伴っていない、という文脈でした。

仕事でのスキルアップ自己啓発のためのセミナーのみならず、合唱においても、同じ事態に陥る可能性はありますよね。

合唱連盟や、合唱指導の第一線の方が主催する講習があちこちで開かれています。

私も、これまでに何度もそうした機会に足を運んでいるのですが、そこで受けた指導が、その後の自分の歌に生かされているか、というと、疑問符を付けざるを得ません。

「この人の話を聴いた」という時点で満足してしまってるんですね。改めなければいけません。

 

先日、所属している合唱団のひとつ、Kammerchor Hiroshima Kantoreiで、本山秀毅先生をお招きして指導を受ける機会がありました。

本山先生と顔を合わせるのは、この合唱団では2度目、他の合唱団や大阪での「21世紀の第九」も合わせればだいたい7度目くらいになります。

指導の前半では、発声や発音に関する指導にしっかりと時間を割いてくださいます。

しかも、本来なら長年歌ってれば身についているべき事項。基本が大事だと頭でわかっていながら実践できていないことに気づき、ハッとすることの連続でした。

その基本的事項の中で、今後自分自身でも意識してチェックしていこうと思ったことを、この週末の練習から取り組んでまいります。