歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

未知の音楽との出会い ~ Men's Vocal Ensemble "寺漢" 第5回定期演奏会を振り返る①

2016年のヴァレンタイン・ディは、今年初めての本番でした。

広島 流川教会でのMen's Vocal Ensemble "寺漢" 第5回定期演奏会

130人あまりのお客様にご来場いただき、無事に終演しました。

創立時の方針として、一般の男声合唱団の定番である、多田武彦作品やSpiritualsなどは採り上げません。

そのため、演奏会の度に、「こんな音楽があったのか」と思う出会いがあります。

特にキリスト教音楽。

今回は、中世イングランド典礼音楽と現代作曲家のアヴェ・マリアを中心にしたステージを設けました。

その中で初めて出会ったのが、ソールズベリー聖歌。単旋律聖歌はすべてグレゴリオ聖歌だと思っていた私。しかし、東方・西方各地で、イングランドのソールズベリー聖歌と同様に、様々な聖歌があったようです。

今後は、そうした聖歌を取り扱うようになるのかな。

演奏会のアンケートを読むと、宗教音楽はお好みではないお客様も少なからずおられるようですが、これも寺漢の活動の軸の一つ。私たちも新たな出会いを楽しみながら、演奏を通じて知っていただく機会を作っていきたいと思います(まぁ、選曲するのは私ではないのですが・・・。)