歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

ようやく聴き慣れてきた

何を聴き慣れたかって?

それは、「自分の声」です。

録音した自分の声を聴いたとき、自分が骨伝いに感じているそれとの間にギャップを感じた経験、お持ちの方もいらっしゃることと思います。

私もそうでした。

声楽家から受けるレッスンや、合唱団の練習の模様を録っては、あとで復習として聴くのですが、自分が感じている声とは全く違う、芯のない、軽い声に愕然とする。そんな期間が長く続きました。

最近は、漸く耳が慣れてきて、「これが今の自分の声」と受け入れられるようになりました。どこを工夫すればどう変わるか、それを試していく土台がやっと出来ました。

今年に入って、演奏会でSoloやSoliをいただく機会が増えています。自分の声をしっかり振り返ることができるチャンスです。本番でしっかり歌い上げるのはもちろんのことですが、記録を残してこれから先の糧にすることも忘れないようにします。

次の演奏機会にもっといい歌を歌えるように。