歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

Brilliant Harmonyを広島にお迎えしました

2020年最初のステージが無事に終演しました。

 

1月13日、エリザベト音楽大学セシリアホールで、Brilliant HarmonyとMen's Vocal Ensemble "寺漢"のJoint Concertが開催されました。

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会場には、ほぼ満席となるほどたくさんのお客様にお越しいただくことができました。

足を運んでくださった方、集客にご尽力くださった皆さんに感謝です。

 

両団による合同ステージは、リハーサルを客席で聴いていた友人から「初めて一緒に歌ったとは思えないくらい溶け合っていた」との評をいただくくらいに、一つの合唱団としての音楽を作ることができたようです。その点は「足を引っ張らずに済んでよかった」とホッとしています。

 

地理的にも離れ、全く違った活動をしている合唱団と一緒に歌う機会を持つことは、貴重な学びの場にもなります。

 

Brilliant Harmonyの皆さんは、我々が持っていない(or普段意識できていない)要素を感じ取ることができました。

 

キーワードを挙げるなら、「愛」。

演奏する曲に向けた愛、という点でのエピソードがひとつ。

今回、1945年8月6日、広島に原爆が落とされた日のことを書いた詩を採り上げられたのですが、演奏会当日、ホール入りする前に原爆資料館を訪れ、曲に込める思いを胸に刻まれた上で、舞台に上がっておられたのです。

 

そして、私が心を打たれたのが、歌う仲間に対する「愛」。

今回、アクシデントで腕を骨折しながらオンステするメンバーがおられたのですが、その腕を保護しつつ、舞台での見栄えも意識した衣装を周りの皆さんが用意しておられたとのこと。普段の音楽づくりに厳しく取り組む者が集まっているからこそ、いざというときには助け合う。そんな熱い気持ちを感じ取ることができました。

 

そのような皆さんと一緒に舞台に立てたこと。

それが何よりの喜びです。

 

今回の演奏会では、二団体のほか、ユースを中心とした公募メンバーを交えたステージもありました。松下耕先生のタクトにより、こちらも熱い音楽を客席に届けることができました。

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この演奏会にかかわってくださった皆さんに、心から感謝!

そして、それを周りで支えてくださっているすべての方々にも!!