歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

松下耕先生の”To Live"広島のラジオ局が採り上げてくれました

2020年早々から発生し、世界をめぐっているCOVID-19。

世界中がこの感染により影響を受けています。

色々な行動を制限しなければならない中で、合唱活動は特に厳しい目が向けられていると感じています。

みんなで集まっての演奏は、練習を含めてできないのが現状ですが、こんな中で、新しい曲が生まれ、ネットを介して演奏される、という機会がありました。

 

合唱をやっている多くの方はご存じでしょう、松下耕先生の”To Live”です。

www.youtube.com

 

このサイトをご覧になった、広島のラジオパーソナリティ一文字弥太郎さんが感銘を受け、ご自身のラジオ番組で紹介してくださるとともに、番組の中で松下耕先生と電話でお話しする、という、素晴らしい瞬間がありました。

radio.rcc.jp

音楽専門番組以外で合唱を紹介してくれたこと、自分がかかわったものではないけれど自分のことのように嬉しいです。

生放送は4月25日の朝でしたが、radikoプレミアムなら5月2日まで聴くことができます。是非、rccラジオをチェックしてみてください。

尺の長い番組ですが、松下耕先生の電話インタビュー、そして”To Live”の演奏は、番組初めの方で流れます。

 

 

 

 

きょうこそ神がつくられた日(松下 耕)

Men's Vocal Ensemble "寺漢"で歌っている様子をもうひとつ紹介します。

 

1月のBrilliant HarmonyとのJoint Concert。

そのオープニングを飾った「きょうこそ神がつくられた日」が、

作曲者であり当日この曲を指揮された松下耕先生の公式Youtubeチャンネルで

公開されました。是非ご覧ください。

 

https://youtu.be/IbEtSnfxwBw

 

<演奏情報>

■1月13日(月・祝)15時開演(14時30分開場)
Brilliant Harmony & Men's Vocal Ensemble“寺漢” ジョイントコンサート
於:エリザベト音楽大学セシリアホール
~オープニング~
《きょうこそ神がつくられた日(松下 耕)》
 指揮 松下 耕 オルガン 佐々木 悠
 

Men's Vocal Ensemble "寺漢" の演奏を公開しています

COVID-19の感染拡大により、いつも通りに合唱団で集まって歌う、という行動はできなくなっています。

 

「次はこんなところで歌うよ(歌ったよ)」といったPRもしたいところですが、まだまだ感染は広まる傾向にあり、活動再開の目途が立ちません。

 

そこで! という訳でもないのですが、私が活動している、Men's Vocal Ensemble "寺漢"がYoutubeで公開している、これまでの演奏の模様をこちらにも転載します。

リンク先にアクセスの上、お楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=of_hxrIuM4o

 

https://www.youtube.com/watch?v=hCs27InBATs

 

 

他者に楽譜を供するということ

合唱コンクールやアンサンブルコンテストへの出場に際し、合唱団から審査員の方に楽譜を貸与することが通例となっている。私も、これまで何度も、自分が購入した楽譜を審査員用に提供している。

そんな中、2019年のコンクール出場の際に提供した楽譜で「ん?」と思った事案があったので書き留めておくことにする。

 

「Men's Vocal Ensemble ”寺漢”」として出場した、全日本合唱連盟が主催するコンクール。広島県大会、それに次ぐ中国大会に、自由曲の楽譜を提供した。両大会は、比較的日程が近かったことから、広島県大会終了後「そのまま審査員用として持っていてください」とマネジャーに預けていた。

中国大会が終わり、戻ってきた楽譜を見たら、私の楽譜だけ、折り目がついていたのである。

f:id:katopon-amicidelcanto:20200119102136j:plain

(全頁、決まった位置が折られていました。)

見た瞬間、悲しみと怒りが込み上げてきた。

この件を、戻ってきた直後にFacebookに投稿したところ、次のことを情報として教えていただいた。

・折り目がつけられたのは、広島県大会でのこと

・特定の審査員からのリクエスト(指示?)があったこと

・ページをめくりやすいよう、折り目をつけておいて当然、という趣旨でのリクエストだったこと

また、今回の件とは全く関係ないが、審査員の書き込みが残った状態で楽譜が戻ってきたことがある、という経験を教えてくれた方もいた。

 

・・・そうだよな。

審査という仕事のために提供した楽譜だから、「きれいな状態で返ってきて当然」と考えること自体がおかしかったのだろうな。

次々と出てくる出場団体の、ともすれば耳にする機会の少ない曲を聴いて、その場で評価を付けていく作業。楽譜をおいかけていくためにも工夫が必要だよな。書き込みが残っていれば、記念として残して置けるかもしれないな。

 

審査員用であれ他の用途であれ、他者に楽譜を供すれば、その人が使った形跡が付いて戻ってくるものだ。それを承知の上で、自分の楽譜を供し続けることにしよう。

 

かの審査員氏(特定できていないし、するつもりもない)、自身が提供した楽譜に折り目がついて返ってきたらどう感じるのだろうか。

Brilliant Harmonyを広島にお迎えしました

2020年最初のステージが無事に終演しました。

 

1月13日、エリザベト音楽大学セシリアホールで、Brilliant HarmonyとMen's Vocal Ensemble "寺漢"のJoint Concertが開催されました。

f:id:katopon-amicidelcanto:20200118100812j:plain

会場には、ほぼ満席となるほどたくさんのお客様にお越しいただくことができました。

足を運んでくださった方、集客にご尽力くださった皆さんに感謝です。

 

両団による合同ステージは、リハーサルを客席で聴いていた友人から「初めて一緒に歌ったとは思えないくらい溶け合っていた」との評をいただくくらいに、一つの合唱団としての音楽を作ることができたようです。その点は「足を引っ張らずに済んでよかった」とホッとしています。

 

地理的にも離れ、全く違った活動をしている合唱団と一緒に歌う機会を持つことは、貴重な学びの場にもなります。

 

Brilliant Harmonyの皆さんは、我々が持っていない(or普段意識できていない)要素を感じ取ることができました。

 

キーワードを挙げるなら、「愛」。

演奏する曲に向けた愛、という点でのエピソードがひとつ。

今回、1945年8月6日、広島に原爆が落とされた日のことを書いた詩を採り上げられたのですが、演奏会当日、ホール入りする前に原爆資料館を訪れ、曲に込める思いを胸に刻まれた上で、舞台に上がっておられたのです。

 

そして、私が心を打たれたのが、歌う仲間に対する「愛」。

今回、アクシデントで腕を骨折しながらオンステするメンバーがおられたのですが、その腕を保護しつつ、舞台での見栄えも意識した衣装を周りの皆さんが用意しておられたとのこと。普段の音楽づくりに厳しく取り組む者が集まっているからこそ、いざというときには助け合う。そんな熱い気持ちを感じ取ることができました。

 

そのような皆さんと一緒に舞台に立てたこと。

それが何よりの喜びです。

 

今回の演奏会では、二団体のほか、ユースを中心とした公募メンバーを交えたステージもありました。松下耕先生のタクトにより、こちらも熱い音楽を客席に届けることができました。

f:id:katopon-amicidelcanto:20200118101040j:plain

この演奏会にかかわってくださった皆さんに、心から感謝!

そして、それを周りで支えてくださっているすべての方々にも!!

 

 

 

2020年 早速歌います!(1月13日 広島)

2020年がスタートしました。

早速ですが、次の週末(⒊連休)に演奏会を予定しています。

若干ながら、ご用意できるお席がまだございます。是非お越しください。 

 

 

========================================

~Brilliant Harmony & Men's Vocal Ensemble“寺漢” ジョイントコンサート~

2020年1月13日(月・祝)15時開演(14時30分開場)

於:エリザベト音楽大学セシリアホール

指揮 松下耕 寺沢希

------------------------------

※入場料(全席自由) 2,500円(前売り2,000円)

※お問合せ 082-233-9682 渡部(わたべ)

チケット販売:エディオン広島本店 チケットぴあ[ Pコード:169530 ]

  https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1951755

------------------------------

~オープニング~

松下 耕 きょうこそ神がつくられた日

 指揮 松下 耕 オルガン 佐々木 悠

~Men’s Vocal Ensemble“寺漢”~

スゥエーデン民謡 リム リム リマ/J.Holma Ave Maria

H.Dahlgren Son to Mother/寺沢 希 真っ白な雪  

  指揮 寺沢 希 ピアノ 山下 雅靖 サクソフォーン 山下雅也

~ユース世代(公募)との合同ステージ~

松下 耕 信じる (混声三部合唱版)

松下 耕 夏 ~混声三部合唱組曲『風の夏』より~

  指揮 松下 耕 ピアノ 前田 勝則

~Brilliant Harmony~

松下 耕 女声合唱のための組曲≪空をかついで≫[ Brilliant Harmony30周年記念委嘱作品 ] 

 詩:石垣 りん

太陽のほとり/私の前にある鍋とお釜と燃える火と/シジミ/挨拶/空をかついで

  指揮 松下 耕 ピアノ 前田 勝則

~Brilliant Harmony & Men’s Vocal Ensemble“寺漢”~

松下 耕 O magnum mysterium

千原 英喜 Assumpta est Maria

松下 耕 De profundis clamavi

松下 耕 O lux beata Trinitas

  指揮 松下 耕 寺沢 希 

まもなく30周年。まだまだ歌います。

前回の投稿から4か月が過ぎていました。

 

コンクールシーズンは、9月の中国大会で終わってしまい、2年連続での全国大会出場は叶いませんでした。

 

鳴っている音自体は、録音を聞く限り悪くはないと思ったのですが、ほかの団体が優れていたこと、我々の演奏に対する印象や評価が、人によって変わるんだな、という点などを痛感しました。

 

その後、12月22日の、山口市 サビエル記念聖堂でのクリスマスコンサートへ出演し、私の2019年の歌う活動は終了となりました。

f:id:katopon-amicidelcanto:20191231221359j:plain

大学入学と共に始めた合唱。

2020年は、そこから数えて30年の節目の年を迎えます。

 

節目だから特別なことをするつもりはありませんが、1年でも長く歌い続けられるよう、しっかりと鍛錬してまいります。

 

年が明けて、早速出番が控えています。

そのお知らせは(直前で恐縮ですが・・・)、稿を改めます。