歌いながら考える by 小春日

長年趣味で取り組んでいる「歌う」という行為、聴いた音楽のことなどを中心に書き留めています。

10年の月日がたった・・・

長い間、男声合唱の世界を引っ張ってこられた、「協ちゃん」こと北村協一先生。

先生が天国に旅立たれたのは、2006年3月13日の深夜でした。

その日から、今日で10年が経過しました。

 

私が先生の指揮で初めて歌ったのは、22年前、大学を卒業してから参加した「アラウンド・シンガーズ」でのことでした。

 

それから同じ舞台に立つこと8回。大学時代から先生と向き合って来られた多くの先輩方に比べると場数こそ少ないですが、どのステージも強く記憶に残っています。

 

思い出深いのは、1996年にアラウンドで歌った間宮芳夫の「合唱のためのコンポジション 第3番」。あの曲でオーディションを受け、Soliに採用していただいたことで気に留められた方が多く現れ、その後、今まで歌い続けることができるきっかけになりました。

 

先生、少ない機会でしたが、出会えたことに感謝しています。

時間と力の許す限り、これからも歌い続けていきますので、温かく見守っててください。近いうちに、五月山にご挨拶に伺います。